領収書、ためこんでいませんか。
経理担当の黒田と申します。
個人事業主の方とお話していて、もっとも多いご相談が「領収書がたまってしまっていて、どうしたらよいか分からない」というものです。
レシートが財布の中で丸まっている。封筒に放り込まれたまま机の引き出しに眠っている。年が明けてから一気に見返そうとして、もう中身が読めなくなっている──。
そういう状態は、決してご自分だけのことではありません。むしろ、お仕事に集中されている方ほど起きやすいことです。
なぜ、ためこむと困るのか
理由は二つあります。
一つめは、確定申告の時期に「もう間に合わない」と諦めてしまわれることです。本来は経費として落とせたはずの領収書が、整理されないままに過ぎてしまう。年間にすると数万円から十数万円の損失になることもございます。
二つめは、「お仕事の現在地」が見えなくなることです。今月の経費がどれくらいかかっているか。何に使っているか。それが分からないままだと、ご商売を続けるかどうかの判断材料がなくなってしまいます。
数字は、ご商売を続けるための地図のようなものでございます。地図を持たずに歩くと、どこに進んでいるかが見えなくなるものです。
月の終わりに、30 分だけ
完璧を目指す必要はございません。月に一度、30 分だけ時間を取って、次の手順で整えていただくと、確定申告のころに泣かずに済みます。
一、その月の領収書をすべて取り出す
財布・カバン・郵便受け・引き出し──ご自分が「ここに入れがち」という場所を全部見てまわります。レシートと領収書をすべて机の上に出します。
二、4 つの箱に分ける
「お仕事の経費」「私用」「保留」「破棄」の 4 つです。判断に迷うものは無理に決めず、「保留」に入れて翌月の見直しに回します。
三、お仕事の経費を、簡単に分類する
交通費・通信費・消耗品費・会議費・接待交際費──おおまかなカテゴリで構いません。封筒に書き入れて、入れるだけです。
四、写真を撮る
紙の領収書は、月末にスマートフォンで撮影しておきます。色あせ・紛失への保険になります。最近は、写真でそのまま保存できるアプリも増えてまいりました。
五、合計だけ、ノートに書く
「2026 年 5 月:交通費 ¥18,400 / 通信費 ¥12,800 / 消耗品費 ¥5,300 ……」のように、合計だけを一行で書き留めます。これがあるだけで、年末の作業時間が半分になります。
クラウドの会計ソフトのこと
少し慣れてこられたら、freee や マネーフォワード などのクラウド会計ソフトを検討されてもよいかと存じます。
私自身は、税理士事務所さまとの連携が必要になった段階で導入されることをおすすめしております。月額 ¥1,000 〜 ¥3,000 程度で、銀行口座・クレジットカードと連携して、入出金を自動で取り込んでくれます。
「ご自分でやるか、税理士さまにお願いするか」の判断を、Mirais と同じく 「ちょうど真ん中」 で支えてくれる道具とお考えいただくとよろしいかと存じます。
ご注意としては、ツールに任せきりにすると「数字を見ない」癖がついてしまうことです。月に一度はご自分で開いて、合計だけでも目を通していただくことをおすすめいたします。
終わりに
経理は、お仕事の主役ではございません。けれど、続けていくためには欠かせない裏方でございます。
月に 30 分。お茶を一杯入れて、机に向かう時間を作ってくださいませ。
来年の 3 月、ご自分にお礼を言いたくなるはずです。
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