プロフィールのリンク、まだ1本のままですか?
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先日、あるお店の方とお話ししていて、こんな言葉が出ました。
「インスタのプロフィールに入れられるリンクって、ひとつだけですよね。だから外部のサービスを挟んでるんですけど、正直よく分かっていなくて」
聞けば、数年前に設定したきり。ホームページも、予約フォームも、地図も、全部そのサービスの中に並べてある。ただ、お客様がそこを経由してどう動いているのかは分からないままだそうです。
「一度作ったから、そのままにしてます」
この「そのまま」、実はとてももったいない状態でした。
2023年に、静かに変わっていました
Instagramのプロフィールに入れられるリンクは、2023年4月から5つまでになりました。Metaの発表で、最も要望の多かった更新のひとつとして紹介された機能です。
それまでは、たしかに1本だけでした。だから多くの方が、複数のリンクをまとめる外部サービスを使っていたのです。あの頃は、それが唯一の方法でした。
ところが今は、Instagramの中だけで完結します。
やり方も拍子抜けするほど簡単です。プロフィールを編集 → リンク → 外部リンクを追加。URLと、そのリンクの名前(「公式ホームページ」など)を入れて完了。これを5回まで繰り返せます。順番の入れ替えもできます。
つまり「リンクが1本しか入らないから」という理由で外部サービスを使っている方は、その理由がもう消えているということです。
ただし、ひとつ知っておいてほしい癖
ここからが大事な話です。
5つ入れたからといって、5つとも並んで見えるわけではありません。他の方から見たプロフィール画面には、1つ目のリンクだけが表示され、残りは「他4件」とまとめられます。タップして初めて、全部が開きます。
これは、ちょっとした落とし穴です。
「予約フォームも入れたし、地図も入れたし、ブログも入れた」と満足していても、実際にお客様の目に入っているのは一番上の1本だけ。残りは、わざわざ開いてくれた方にしか届いていません。
だから設定するときは、こう考えてください。
一番上には、いま一番押してほしいものを置く。
体験レッスンを増やしたい時期なら、予約ページ。まずお店を知ってほしいなら、ホームページ。季節のイベントを告知しているなら、そのページ。
残りの4本は「あると親切」くらいの位置づけで十分です。順番はいつでも変えられるので、その時期に一番届けたいものを上に持ってくる。この入れ替えだけで、お客様の動きは変わります。
リンクを並べすぎると、かえって止まる
ここでもうひとつ、お伝えしておきたいことがあります。
複数のリンクを並べられるようになると、つい全部載せたくなります。ホームページ、予約、ブログ、地図、SNS、通販ページ……。
けれど、選択肢が増えるほど人は迷います。迷った人は、たいてい何も押さずに離れていきます。
道案内と同じです。「まっすぐ行って、突き当たりを右」と言われれば歩き出せますが、「この道でもあの道でも行けますよ」と5本示されると、立ち止まってしまう。
だから理想は、主役を1本決めて、それを一番上に置くこと。残りは脇役です。
それでも、まとめる1枚が向いている方
では、リンクをまとめるページはもう不要なのでしょうか。
リンクが4本以内で足りる方には、Instagramの標準機能だけで十分だと思います。ホームページ・予約・LINE・地図。これで用が足りるなら、経由地を挟まないほうがお客様のクリックもひとつ減ります。
ただし、こんな方には今も意味があります。
- リンクが6本以上ある方(Instagramの5本は、それ以上増やせません)
- 全部を並べて見せたい方(さきほどの「1本だけ表示」の癖がないため)
- どのリンクが押されたか知りたい方(Instagramの標準機能には、その記録がありません)
投稿にはリンクを貼れません。ここは変わっていません
もうひとつ、よくご相談をいただくのがこちらです。
「投稿の文章にホームページのURLを書いたのに、押せないんです」
これは仕様です。通常の投稿(フィード)のキャプションにURLを書いても、タップできるリンクにはなりません。青い文字にもならず、ただの文字として表示されます。今も変わっていません。
タップできるリンクを置けるのは、プロフィール欄と、もうひとつ。ストーリーズです。
ストーリーズには、直接リンクを貼れます
こちらは、うれしい変化があった場所です。
以前は「フォロワーが1万人以上いる方だけ」の機能でした。だから、多くの個人事業主の方にとっては縁のない話だったのです。私も当時は「いつか使えるといいですね」としかお伝えできませんでした。
それが2021年10月から、誰でも使えるようになりました。
やり方は簡単です。ストーリーズを作る画面で、スタンプのマーク(顔のようなアイコン)をタップすると、スタンプの一覧が出てきます。その中に「リンク」があります。それを選んで、飛ばしたいURLを入れるだけ。
ここで大事なのは、どんなURLでも入れられるということ。ご自分のホームページ、予約ページ、ブログの記事、Googleの地図。プロフィール欄のように「5本まで」の制限もありません。その日その日で、まったく違う場所へ案内できます。
さらに便利なのが、リンクの文字を書き換えられることです。初期設定ではURLがそのまま表示されますが、そこを「ご予約はこちら」「詳しくはこちら」といった言葉に変えられます。文字の色も選べるので、写真に合う色にすれば、案内が画面になじみます。ただのアドレスが並んでいるより、ずっと押してもらいやすくなります。
なお、ひとつのストーリーズに置けるリンクは1個までです。あれもこれもとは案内できないので、そのストーリーズで一番来てほしい場所をひとつ選ぶことになります。ここでも、考え方はプロフィール欄と同じですね。
ひとつだけ、ストーリーズの性質として知っておいていただきたいこと。ストーリーズは24時間で消えます。せっかく作った案内も、翌日には見られなくなってしまう。
これを補うのが「ハイライト」です。プロフィールの上のほうに並んでいる、丸いアイコンのあれです。ストーリーズをハイライトに保存しておけば、リンクごと残せます。「体験レッスンについて」「アクセス」など、よく聞かれることをハイライトにまとめておくと、プロフィールの5本とは別の入口として働いてくれます。
だから、こういう使い分けになります
整理すると、今の運用の型はこうなります。
普段の投稿では、文章の最後に「詳しくはプロフィールのリンクから」とご案内する。
その日限りのお知らせは、ストーリーズにリンクスタンプを貼る。新しい講座の募集、今日の空き枠、イベントの告知。「今すぐ押してほしい」ものは、こちらのほうがずっと直接的です。
ずっと見せておきたいことは、そのストーリーズをハイライトに保存する。
この3つが噛み合うと、「リンクが貼れないから不便」という感覚は、かなり薄れていくはずです。
今日、5分でできること
長くなりましたので、今日やっていただきたいことをひとつだけ。
プロフィールのリンクを開いて、一番上が「いま一番押してほしいもの」になっているか確かめてください。
数年前に設定したまま、という方が本当に多いのです。あの頃と今とでは、力を入れたいことも変わっているはずです。
道具は、増やすより、整えるほうが効くことがあります。プロフィールの数行は、思っているよりずっと働き者です。