www は要る?要らない? ホームページの住所の話。
ご自分のホームページの URL を、紙に書き出してみてください。
www.example.com でしょうか。
それとも example.com でしょうか。
どちらが正しい、という話ではありません。 ただし、片方からしか開けない状態になっているサイトを、よく見かけます。
ここを整えておくと、訪問者の取りこぼしが減り、検索エンジンからの評価も安定します。 今日は、その「住所の話」を整理してみます。
まず、www とは何か
URL の先頭につく www は、もともと「World Wide Web」の略です。
「これはホームページですよ」と示すための、古くからの慣習でつけられてきました。
技術的には、www は必須ではありません。
今は、つけても、つけなくても、ホームページは表示できます。
実際、大きな会社のサイトを見てみると、両方の流派があります。
www あり: www.example.com
www なし: example.com
見た目の好み、社内の歴史、ブランドの方針。 選ばれている理由はさまざまです。
どちらにも、メリットがあります。 どちらかが正解、というわけではありません。
片方からしか開けない、というケース
問題になるのは、「片方からしか開けない」状態です。
たとえば、こんなケースがあります。
www.example.com → 開ける
example.com → 開けない(エラー画面が出る)
あるいは、逆のパターンもあります。
example.com → 開ける
www.example.com → 開けない
ご自分のサイトを、両方のパターンで試してみてください。
アドレスバーに www をつけたり、外したりして、開けるかどうかを確認します。
もし片方でエラーが出る場合、それは設定が片側しかされていない、ということです。
なぜ、両方から開ける状態にしておくか
理由は三つあります。
一、訪問者の取りこぼしを防ぐ
訪問者は、URL を必ずしも正確に覚えていません。
ご自分の名刺に example.com と書いてあっても、検索したり、入力したりするときに、無意識で www.example.com と打つ方は、一定数いらっしゃいます。
逆も同じです。
そこでエラー画面が出ると、訪問者は「このサイト、なくなったのかな」と感じて、戻ってこないことがあります。
両方から開ける状態にしておけば、入り口を間違えても、ちゃんと中に入ってこられます。
二、検索エンジンの評価を分散させない
検索エンジンは、www.example.com と example.com を、別々のサイトとして見ることがあります。
同じ内容のページが、二つの住所で表示されている状態。 これを、検索エンジンは「重複コンテンツ」と判断する場合があります。
評価が二箇所に分散し、本来一つに集まるはずだった力が、半分ずつになる。 あるいは、どちらを優先すべきか判断できず、表示順位を下げる。
そうした扱いを避けるために、「正式な住所はこちら」と一本化しておく必要があります。
三、運用の事故を減らす
サイト内のリンク、メールの署名、SNS の紹介文。 ご自分でも、お客様にお伝えする URL が、ばらつくことがあります。
「あれ、www つけたっけ」と毎回考える時間。 スタッフが入ったとき、誰がどちらで書いていいか分からない問題。
統一しておけば、こうした小さな迷いが、まとめて消えます。
どう統一するか、選択肢は二つ
統一の方法は、大きく分けて二つです。
方法 1:www あり に統一する
example.com でアクセスしてきた人を、自動的に www.example.com に転送する設定です。
訪問者から見ると、最初に打った URL がどちらでも、最終的には www.example.com のページが表示されます。
方法 2:www なし に統一する
その逆です。
www.example.com でアクセスしてきた人を、example.com に転送します。
どちらを選んでも、効果は同じです。 「片方が正式、もう片方は正式の方へ送る」という設計にしておく、ということです。
この転送のことを、専門的には「301 リダイレクト」と呼びます。 仕組みの名前なので、ご自分で覚えていただく必要はありません。
確認の手順
ご自分のサイトの状態を確認するには、次の順で見ていただくのが分かりやすいです。
- ブラウザで
www.example.comを開く(ご自分のドメインに置き換えてください) - アドレスバーの URL が、どう変化するかを見る
- 次に
example.comを開く - こちらも、アドレスバーの URL がどう変化するかを見る
両方とも、同じ住所に揃っていれば、正しく統一されています。
入力した URL 表示後の URL
─────────────────────────────────────────
www.example.com → www.example.com
example.com → www.example.com ← 揃っている
あるいは、
www.example.com → example.com
example.com → example.com ← こちらも揃っている
どちらかに揃っていれば、設計として整っています。
一方、こうなっていたら、片側しか動いていない状態です。
www.example.com → 表示される
example.com → エラー画面
設定はどこで行うか
統一の設定は、二つの場所のどちらか(または両方)で行います。
一、ドメインの管理画面
ドメインを契約しているサービスの管理画面で、www ありと www なしの両方を、同じサーバーに向けておきます。
ここの設定が片側しか入っていないと、そもそも片方が「住所として存在しない」状態になります。
二、サーバー側の転送設定
両方の住所が同じサーバーに到着するようにした上で、そこから「正式な住所」へ転送する設定を入れます。
この二段構えで、初めて「両方から入れて、どちらに入っても同じ住所に揃う」状態になります。
ご自分での作業に不安があれば、サーバーやドメインに詳しい方に、二箇所の確認をお願いするのが合理的です。 作業時間としては、それほど大きくありません。
Mirais での扱いについて
Mirais でホームページを作成した場合、www あり・なしの両方からアクセスできる状態を、最初から用意します。
どちらで入っても、正式な住所に揃うように設定されます。
作成された方が、ドメインの管理画面を開いたり、転送の設定を入れたりする必要はありません。
「住所の統一を気にする」という時間そのものを、減らすこと。 これも、ツールの役割の一つだと考えています。
すでに別のサービスでホームページをお持ちの方も、まず一度、ご自分の URL を両方のパターンで開いてみてください。 片側でエラーが出るようであれば、上に書いた二箇所の設定を確認することで、ほとんどの場合は解決します。
まとめ
要点を、もう一度。
- ご自分の URL を、
wwwあり・なしの両方で開いてみる - 両方から開ける状態にしておくと、訪問者の取りこぼしが減る
- どちらかに統一しておくと、検索エンジンの評価が分散しない
- 統一の方向は、
wwwありでも、なしでも、どちらでも構わない - 設定はドメイン側とサーバー側の二箇所で行う
見た目を整えることと並んで、住所を整えることも、訪問者への配慮の一つです。
知っておくと、選べる手段が増えます。
この記事をお届けした「Mirais」って?
Mirais は、発信が苦手な人でも、
AI と一緒なら自分の言葉で届けられる ── そんなサポートツールです。
Instagram の投稿も、LP も、LINE も、あなたらしい言葉で。
7 日間無料 ・ カード登録あり ・ いつでも解約可能
解約後 1 年間はデータを保管します